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【黒字倒産の危険あり?】フリーキャッシュフローとは?

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はじめに

「黒字倒産」は聞いたことがありますでしょうか。
黒字なのに倒産!?驚いた方もいらっしゃるかもしれません。

実は景気が上向いた時期はこの黒字倒産が増えてくるのも事実なのです。
今回は倒産しないために最も重要なキャッシュフローについてお伝えします!

利益よりも大切?キャッシュフローとは?

pexels-photo-164527ご存知の通り、キャッシュフローとは、会社のキャッシュ(現金および現金同等物)の増減を1年間(一会計期間)で表したものです。
つまり、会社にどのくらいのお金があるかを把握するためのものです。

このキャッシュ(現金および現金同等物)がなければ、いわゆる倒産となります。
例えば、どんなに売上が上がったとしても、決算書上、利益が上がっても、このキャッシュがなければ倒産となるのです。
なぜならば、特にBtoB事業の場合、売上がすぐに入金とはならず、一定の回収期間があるためです。

特に回収期間が長い建設業界などは、売上が計上されてから実際に入金されるまで120日~150日ほどかかる場合があります。
通常企業は、この120日~150日の間には企業として本社賃貸料や人件費など、毎月大きな経費がかかります。

つまり、売上が計上されても、実際に入金されるまでに倒産してしまう企業も多いのです。
これが黒字倒産といわれるものです。

どんなに売上が上がっても、利益が計上されても、支払い額が先行してしまい、結果黒字倒産という会社も少なくありません。
倒産を避けるためには、売上や利益よりも、キャッシュフローをリアルタイムで把握する方法が重要なのです。

3つのキャッシュフロー

money-finance-bills-bank-notes  お伝えしました通り、キャッシュフローは会社のキャッシュ(現金および現金同等物)の増減を1年間(一会計期間)で表したものです。このキャッシュフローは3つに分けられます。

①営業キャッシュフロー
②投資キャッシュフロー
③財務キャッシュフロー

一つ一つ再確認してみましょう。

営業キャッシュフローとは?

営業キャッシュフローは商品やサービスなどを提供し、会社が日常の営業活動から得たキャッシュ量を表しています。
つまり、会社が1年間でどのくらいキャッシュ(現金及ぶ現金同等物)を生み出せるか、という指標で、3つのキャッシュフローの中で最も重要なキャッシュフローです。

通常、営業キャッシュフローがプラスであることが基本ですが、マイナスとなる企業も時折見受けられます。この営業キャッシュフローがマイナスが続く場合、本業自体の構造を見直す必要もあります。

例えばですが、「業績」は営業キャッシュフローを改善できます。
利益(特に経常利益)を増加させることで、営業キャッシュフローをプラスにできます。
その際、多くの場合、必然的に売上増加や粗利率の高い商品やサービスの強化、経費削減などの施策を実施する必要があります。

また、「取引条件」も営業キャッシュフローを改善させます。
BtoB事業の場合、売上が計上されても、実際に入金までに120日~150日の期間が必要な場合もあります。
売掛金の回収期間が長ければ長いほど、実際に現金が入金されるまでに時間がかかり、先に出費が先行し、会社にお金が無くなってしまうからです。
この場合、顧客に回収期間の短期化をお願いするか、もしくは回収期間の短い取引先との取引を増やす、または回収期間の短い商品やサービスに注力するなどの施策が必要となります。

一方、支払期間を短くする方法もあります。
支払いが先行してキャッシュが少なくなってしまうので、仕入れ先や外注先などに支払期間の長期化をお願いするという方法もあります。
または支払い期間が長くても対応してくれる取引先を増やすという方法もあります。

「在庫」を減らすことも営業キャッシュフローを改善できます。「在庫」を販売し、現金化することで会社のお金が増加するからです。
こういった施策を複数組み合わすことで営業キャッシュフロー全体を改善させることが可能となります。

いずれにしても、本業からの営業キャッシュフロープラスは基本中の基本であり、一時的にマイナスとなったとしても継続的にプラスとなる経営を行うことが不可欠となります。

投資キャッシュフローとは?

投資キャッシュフローは、投資活動によって得たキャッシュの増減を表します。
一般的には有形固定資産、無形固定資産の取得及び売却がここに入ります。通常はこの投資キャッシュフローはマイナスとなることが多くなります。例えば、建物や土地、株式、工場、生産機械、車両などを購入した場合、この出費分がマイナスとなるからです。

プラスとなる場合は建物や土地、株式などを売却した場合などのレアケースとなります。

この投資キャッシュフローのマイナスを大きくしない方法として考えられるのは、リースや中古を利用することが有効となります。
例えばですが、100万円車両を購入すると仮定した場合、通常投資キャッシュフローは100万円のマイナスとなりますが、これをリースにすることで経費になり0円となりますし、中古にすることで50万円のマイナスにとどめることも可能となります。

このように大きな資産を購入した年と何も購入しない年ではプラスとマイナスの幅が大きく変動します。
そのため、投資キャッシュフローをみる場合、単年度で単純に評価するのではなく、3期分または5期分など一定期間のキャッシュフローを総合的に把握することが重要となります。

財務キャッシュフローとは?

財務キャッシュフローは、どの程度の資金が調達され、返済されたかを表します。
つまり、借入金の増減が重要なポイントとなります。

通常、企業は借入金があることが多いのですが、その借入金を返済することで財務キャッシュフローは減少します。
一方、借入金が増加することで、会社のお金が増えますので、財務キャッシュフローはプラスとなります。

一般的に借入金が増加することはマイナスイメージが多いのですが、財務キャッシュフローだけをみると、借入金増加はプラスイメージとなるのです。いわゆる借入金ができる、つまり対銀行信用性が高いとみることもできるのです。

多くの場合、投資キャッシュフローで不動産や株式、工場や車両などの資産購入でマイナスとなった分を、借入金による財務キャッシュフロー増加で対応するケースが多くなります。
つまり、借金をして資産を購入するという場合です。

昨今は単純に銀行からの借入金による資金手当てよりも、社債の発行や増資などによる資金手当てなど資金調達の多様化も見受けられます。
この場合も財務キャッシュフローはプラスとなります。

最重要!フリーキャッシュフローとは?

pexels-photo-164688キャッシュフローの概念の中で最も重要だと言われるのが、フリーキャッシュフローだと言われています。
フリーキャッシュフローとは会社が自由に使えるキャッシュのことで、営業キャッシュフローと投資キャッシュフローを足して表します。

前述のごとく、通常投資キャッシュフローはマイナスとなる場合が多いのですが、会社の本業である営業キャッシュでその投資キャッシュを賄い、その残額がどの程度なのか、それがフリーキャッシュフローとなるからです。
つまりフリーキャッシュフローが多ければ多いほど、経営状態は良好だと言えます。

このフリーキャッシュフローが多くなった場合、借入金返済も、預金の増加も可能となり、新たな事業分野への進出も可能となります。

倒産しないためにリアルタイムでキャッシュフローを把握する方法

calculator-calculation-insurance-finance-53621以上のように、キャッシュフローを理解することは経営状態をしっかりと把握するうえで、不可欠なものとなります。
特に倒産に至らないようにする場合、キャッシュフローをリアルタイムで把握する必要があります。

このために有効なシステムがクラウド経営システム「ALL-INです。
ALL-IN」は顧客管理・人事・給与・会計・販売管理など、経営に必要な全てが含まれていて、その全てが連動します。

クラウド経営システム「ALL-IN」には《ALL-INー販売/仕入/在庫》という機能があり、
売上から仕入案件の「作成」「発注」「仕入」「支払予定」の作成、リアルタイムの在庫の把握と過去の在庫の変動推移を確認することもできます。

また、《ALL-INー人事・給与》では、《ALL-INー販売/仕入/在庫》と連動して見積書の作成、受注、売上請求までスムーズに行えます。
銀行に入金があった場合はそのデータが取り込まれ、自動的に仕訳を行う機能もあります。

つまり、担当者が日常の必要なデータを入力するだけで、リアルタイムでキャッシュフローを把握できるシステムとなっているのです。

 

おわりに

pexels-photo-196649いかがでしたでしょうか。
漠然とキャッシュフローを理解していた方々でも、日々のキャッシュフローをリアルタイムで把握するのは難しいものです。
決算書類は前年度の結果ですよね。いくら決算書書類を見ても「今」は見えません。
「今」を把握するためにはキャッシュフローをリアルタイムで把握することが重要なのです。

以下の参考記事もぜひご覧ください!

「優秀な経営者は気づくけど、なかなか実行できない10のこと」

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目次

  1. はじめに
  2. 数千社の経営を見てきた専門家が考える「経営が上手くいかない最大の原因」
  3. 優秀な経営者は気づくけど、なかなか実行できない10のこと
  4. あなたの会社の生産性が上がらない2つの理由
  5. システムを導入すべき理由と7つのチェックポイント
  6. おわりに

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