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従業員にさせるべき正しい目標設定の方法をご紹介!

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経営者は従業員に明確な目標を持たせて、それを達成したいと思うものですが、目標が形骸化してしまっている企業が少なくありません。一体、効果的に目標設定をして効果を上げさせるにはどのようにすれば良いのでしょうか。

従業員に目標設定をさせた場合の3つの失敗例

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経営者が「今期はこれくらいの売り上げを達成したい」と思っても、その金額が従業員ひとりひとりに落とし込まれていない限り、当てずっぽうな事業運営となってしまう可能性があります。

しかし、せっかく目標設定をしたにも関わらず、結局それらが単なる机上の空論的な目標となって、形骸化していることが少なくありません。

目標設定の失敗理由は「目標が高すぎてやる気が出ない」「目標が低すぎて予算と混同している」「取りあえずたてるだけの無意味な目標」の3つが考えられます。それぞれの内容を見て行きましょう。

目標が高すぎてやる気が出ない

たとえば毎月500万円の売り上げを上げている従業員に、いきなり「事業の発展性を考慮して来月から2,000万円の売り上げをあげなさい」といっても、従業員はどうすることもできません。

その目標を達成しないと叱責されたりマイナス評価となるのであれば、従業員にとっては努力の先に報われるものが見えなくなってしまうでしょう。目標が高すぎると従業員はやる気をなくしてしまう可能性があるでしょう。

目標が低すぎて予算と混同している

逆に目標が低すぎる場合も目標の意味がありません。毎月500万の売上を上げている人に、500万円の売上目標を設定したとしても現状維持となってしまいます。従業員は少しでも低い目標を立てたがるものですが、低い基準の場合にもモチベーションが上がらないことが多いようです。

「毎月500万円達成していますが、来月は顧客の事情で売り上げが減る可能性があるので、現状の500万円を死守するように頑張ります」という、一見前向きともとれる従業員の誤魔化しにも注意が必要です。

取りあえずたてるだけの無意味な目標

目標に根拠がないケースも多々あります。目標に根拠がない場合には、従業員はその目標を達成しなければならない根拠を見いだせなくなります。適当に立てた目標は、適当な仕事をして下さいといっているのと同じです。

目標設定には、具体的かつ論理的な根拠を持って、従業員が「それなら絶対達成しなければならない」と思い込むことが重要なのです。

従業員に目標設定させる2つの正しい方法

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目標設定は高くてもダメですし、低くてもダメですので、良い目標を設定するのはとても難しいのです。反面、しっくりくる目標設定ができれば、効果もしっかりと出てくるでしょう。

目標設定のコツは「まずはビジョンを打ち立てる」「ビジョンから逆算した月目標を立てる」の2つを意識すると良いでしょう。それぞれの内容を詳しく解説します。

まずはビジョンを打ち立てる

人間の脳には恒常性維持機能が備わっています。つまり、人間は現状維持をしようとするのです。目標を効果的に活用するためには、「今のままでは目標が達成できないから自分を変える必要がある」という高い目標が必要です。

しかし、高い目標を達成するためには、自分を変える時間が必要です。前述したように、いきなり高い目標設定をすると、絵に描いた餅となりますので、長期的な高い目標を設定し、それまでに達成するというビジョンを描く必要があります。

ビジョンから逆算した月目標を立てる

現在500万円の売上の従業員に、5年後に2,000万円の売上目標を課したとしましょう。すると、毎月25万円ずつ目標を増やして行くだけで済みます。長期的に達成したい高いハードルも、期間を利用して分解してしまえば、それほど大変な数字ではなくなります。

具体的な数字が見えてくると、具体的な対策を考えやすくなるため、5年後に気が付けば、以前の自分では考えられなかった高いハードルを越えていることになるでしょう。

従業員の目標達成を助ける2つの手段

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経営者の仕事は、従業員に目標を設定するだけではいけません。進捗状況をしっかりとフォローアップする必要があります。しかし、フォローアップするだけでは、ただ管理をしているだけとなり、マネジメントの本質とは異なってしまいます。

そこで、具体的に目標達成がしやすい環境づくりが重要となるでしょう。目標を設定した後は、「絶対に達成する論理的なルール」「絶対に達成するシステム的な援助」を心がけましょう。

絶対に達成する論理的なルール

絶対に達成する論理的なルールとは、従業員が最低でも目標達成できるようなルールを作ることです。たとえば顧客への資料提出が4日後が期限であれば、2日後に提出させる。10日後が納期であれば5日後には準備を整えておくなどです。

この例は、期限を半分にした方法で、このスピード感が絶対に目標を守るという感覚を身につけさせます。期限が半分になろうが、元々の期限であろうが、仕事量が一定であればやるべきことは同じなので、全ての仕事を前倒しすることをルール化しているだけなのです。こういった意識的なことをルール化するのはモチベーションアップにも効果的です。

絶対に達成するシステム的な援助

システムの導入も大切です。目標を設定し、仕事の指示をするだけなら誰でもできます。そこから具体的な支援をすることで、従業員が働きやすくなるわけですから、従業員の気持ちに立ったシステム導入で業務効率を上げるように助けてあげましょう。

現場の意見をしっかりと取り入れ、実際に使う人が使いやすいシステムを導入すると良いでしょう。現場で細かくヒアリングをして、自社に合ったシステムを検討してみましょう。

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是非、一度お試しください!

おわりに

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従業員の目標設定が絵に描いた餅となるのか、それとも社員一丸となって目指すべきものとなるのかは、経営者のデザイン力にかかっています。長期ビジョンから落とし込んだ目標設定を行い、それを達成するために必要なルールやシステムの導入をすることで、具体的に応援すると良いでしょう。

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