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この記事では、新商品・サービスのアイディアの生み出し方についてご紹介します。

Google、Amazon Kindle Unlimited、iPad、Instagramといったヒット商品・サービスに共通する「既存アイディアから商品を生み出す」という方法を、ケーススタディと共に見ていきましょう。

「消費者が求めるもの」を生み出すには?

新商品・サービスを生み出すために立ちはだかる壁はたくさんあります。商品の製造、サービスの収益化、戦略……等、困難は数え切れませんが、その中でも根本的な失敗につながるのは「誰も欲しがらない商品・サービスを作ってしまうこと」です。

消費者が商品やサービスに時間やお金を費やすのは、それらが「消費者が持つ問題を解決するもの」であり、「消費者が求めるもの」であるためです。そもそも誰も「欲しい!」と思わないような商品・サービスは、売れるはずがありません。

それでは、どのように消費者が求める商品を生み出すことができるのでしょうか?

この世には、必ず売れる商品を作り出すための絶対的な手順や方法は存在しません。しかし、これまでヒットしてきた商品・サービスを見てみると、それらに共通する「アイディアの出し方」があることが分かります。今回は、新商品を生み出すための一つの指標となるであろう、「既存のアイディアを利用して新商品を生み出す」という考え方についてご紹介します。

既存のアイディアを利用し、新しい商品を生み出す方法には、以下の2つのパターンがあります。

1. 異なる市場で、既存のアイディアを利用する

まず一つめとして、「異なる市場で、既存のアイディアを利用する」という方法があります。これは、既に存在する商品・サービスのアイディアを、他の市場で利用してしまうという方法です。

例1)Googleサーチエンジン

google

今や世界中のPCユーザーが利用するGoogleの検索アルゴリズム(検索エンジンにおける順位並べ替えのメカニズム)ですが、これはもともと、「研究論文のランク付け方法」を基にして作られていることをご存知でしょうか。研究論文のランク付けは「特定の論文が、他の論文からどれだけ多く引用されているか」という情報に基づきランク付けされています。そして同じように、Googleの検索ランキングは「特定のドメイン・ページが他のドメイン・ページによってどれだけ多くリンクされているか」という情報に基づいています。 Google社は全く異なったアイディアを検索エンジン市場に投入することで、非常に有用で差別化されたソリューションを提供することに成功したのです。

例2)Amazon Kindle Unlimited

amazonkindle

Amazon Kindle Unlimitedとは、月額支払いで書籍が読み放題になるサービスです。月に¥980払うことで、和書、コミック、雑誌、洋書等、幅広い分野の書籍を読むことができます。

日本でも2016年8月よりサービスを開始したAmazon Kindle Unlimitedですが、このビジネスモデルも、同じく「異なる市場で、既存のアイディアを利用する」というパターンの1つと言えます。このサービスは「Netflixの書籍バージョン」と言うことができ、「映画・アニメ・ドラマが月額支払いで見放題になる」というNetflixのビジネスモデルを書籍市場に適用したことで、新たなビジネスモデルを成功させたのです。

2. 同じ市場で、新しいアイディアを利用する

続いてご紹介するのは、「同じ市場で、新しいアイディアを利用する」という方法です。これは、特定の市場において今までにないソリューションを提供することで、新たな需要を生み出すという方法です。

例1) iPad 

ipad

ご存知の通りApple社のiPadは、スティーブ・ジョブズが生み出した革新的な製品の一つです。

iPadは、iPhone・Macbook Airという二つの既存製品に対して、新しいアイディアを適用させたものであると言えます。iPhoneよりも大きくて操作性が高く、Macbook Airよりも小さいiPadは「持ち歩きが容易なPC」というポジションを確立させ、新たな需要を生み出しました。

例2)Instagram

instagram

写真・動画に特化したソーシャルネットワーキングサービス(SNS)であるInstagramも、それまでのSNSとは異なるソリューションを提供しているサービスであると言えます。FacebookやTwitter等を含め、SNSはそれまでに大量に存在していましたが、「スマホで綺麗な写真を即座に挙げられて、たくさん閲覧できる」というサービスはそれまでに存在せず、視覚的にも楽しめるSNSとして若者を中心に人気となっています。

全く新しく、ユニークなアイディアを思いつく必要はない   

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 「既存のアイディアを利用する」というと、「誰かのアイディアを盗む」と捉え、躊躇してしまう方もいるのではないでしょうか。しかし上記の例からも分かるように、既存のアイディアを利用したとしても、できあがった商品・サービスは既存のものとは全く異なっています。それに加えて既存アイディアを参考にすることは、「誰も望まない商品・サービスを作ってしまう」というリスクの軽減にも繋がります。ビジネスを成功させるために、全く新しく、ユニークなアイディアを思いつく必要は必ずしもないということです。

おわりに

以上、既存アイディアを利用して、新たな商品・サービスを生み出す方法をご紹介しました。前述したように、「新商品・サービスを生み出す」=「何も無いところから新しいアイディアを生み出す」ことではありません。市場や既存のアイディアを注意深く観察することこそが、新商品・サービスを生み出すための第一歩につながるのです。

Googleサーチエンジンの例に見られるように、当たり前のように使われているサービスが、別の分野では新たなソリューションとして活用できる場合もあります。様々な業界に対して常にアンテナを張り、「この商品のアイディアを他の場所で活用できないか?」と考えながら生活してみてはいかがでしょうか。

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目次

  1. はじめに
  2. 数千社の経営を見てきた専門家が考える「経営が上手くいかない最大の原因」
  3. 優秀な経営者は気づくけど、なかなか実行できない10のこと
  4. あなたの会社の生産性が上がらない2つの理由
  5. システムを導入すべき理由と7つのチェックポイント
  6. おわりに