経営コラム, 見える化

資金繰り管理を間違うと命取り!経営者が企業を持続させるために知っておくべきこととは?

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経営者には、資金繰りは必ずといって良いほどついて回るテーマです。資金繰りが潤沢だと経営が楽ですが、資金繰りに行き詰まると一気に経営が厳しくなります。そこで、資金繰りで配慮すべきことについて解説します。

経営者は例外なく資金繰りに奔走

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経営者になると、例外なく資金繰りに奔走されます。それが大企業の経営者であろうと、中小零細企業の経営者であろうと、個人事業主であろうと同じです。しっかりと資金が回っている間は、安心して事業を継続できますし、新たな展開も打ちやすいでしょう。

しかし、一旦資金繰りが苦しくなってしまうと、人間の血のめぐりが悪くなるかのように、経営の循環も悪くなってしまいます。場合によっては事業運営がストップしてしまったり、倒産の憂き目を見る可能性もあります。

支払いは遅く、入金は早く

資金繰りの基本は、支払いは少しでも遅くし、入金は少しでも早くすることです。たとえば100万円を3か月後に支払わなければならないとします。120万円入金が今月ある場合は、入金した120万円をもう一度仕入れ資金に回し、3か月後までに再入金ができるのであれば、資金を効率良く回すことが可能です。

しかし、3か月後に100万円の支払いが必要なのに、120万円の入金が4カ月後の場合には、3か月後の100万円を工面しなければならなくなるのです。

黒字なのに倒産する可能性も

結果的に、帳簿上は20万円の黒字なのにも関わらず、3か月後の資金を準備できなくて倒産となってしまう可能性もあります。俗にいう黒字倒産とは、キャッシュフローが滞ったことによって起きることとなり、社員がいくら頑張って売り上げを立てたとしても、その努力が一瞬にしてフイになってしまうケースとなるのです。

資金繰りが下手な経営者の特徴

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資金繰りが上手な経営者か、資金繰りが下手な経営者かによって、会社のリスクの度合が決まるといっても良いでしょう。もちろん、経営者が直接資金繰りに関わらず、誰かに任せている場合にも、しっかりと管理ができているかどうかは重要です。

では、資金繰りが下手な経営者とはどのような経営者のことを指すのでしょうか?実は、資金繰りが下手な経営者には一定の特徴があげられます。それらの特徴を見て行きましょう。

売上に気を取られて与信管理不足

資金繰りが下手な経営者の特徴として、売上に気を取られ過ぎて、与信管理が下手なケースがあげられます。たとえば新規顧客からの受注を行う場合には、よぽどの社会的信用力のある企業相手でないかぎり、一気に売上を上げてしまうことはリスクといわざるを得ません。

少しずつ実績を積みながら、支払いがきっちりと行われるかを確認しつつ、売上を増やしていく心がけが必要です。いきなり売上を上げてしまい、顧客の倒産被害を被る企業もありますので、与信管理には最大限の配慮が必要です。

支払いサイトが長い顧客が多い

手形取引などによって、支払いまでのサイトが長い顧客が多い場合には、その間のキャッシュフリーが苦しくなる可能性があります。もちろん手形を発行できる顧客は信用がある裏付けでもありますが、資金繰りの面だけでいえば、売上が手元に入って来るまでの時間が長いほど資金繰りが苦しくなります。

特に、仕入れ資金の支払いが早い場合には、お金を払って入金がない期間が長くなるため、資金の回転が悪くなってしまうでしょう。

支払い条件を顧客と交渉しない

新規顧客と取引をする場合や、仕入れ先を開拓した場合に、相手の言いなりの支払い条件を飲む経営者がいらっしゃいます。しかし、資金繰りは売上と同様に会社の生命線でもあるため、自社に無理のない条件を交渉する必要があるでしょう。

もちろん、交渉の結果、こちらの条件を飲んでもらえないケースもありますが、ダメ元でも自社に有利な条件交渉をする心構えは必要です。また、あまりにも条件が悪い場合には、仕事自体を受けない勇気も必要です。

特に、大きな取引となる場合には、資金繰りが足かせとなるケースもあるので、細心の注意を払いましょう。

資金繰りを間違えない運用法

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資金繰りは、顧客との交渉だけを優位にしても、それで安心できるわけではありません。資金繰りが潤沢に行えているのかを、なるべくリアルタイムに管理する必要があります。

そのためには、「常に資金繰り管理表をチェックする」ことや「システムの利用で簡単資金繰り」などの具体的対策が重要となります。それらの内容について考えてみましょう。

常に資金繰り管理表をチェック

企業では仕入れ資金や売り上げ管理など、収支に関する表はつけていても、資金繰りに関する管理表を付けていないと、資金不足に陥る可能性があります。売上金額がいつ入金されるのか、仕入れに使った金額をいつ支払わなければならないのか、銀行残高はいくらあるのかを常に把握しておかないと、資金がショートしてしまうリスクが付きまといます。

システムの利用で簡単資金繰り

中小零細企業や、個人事業主の場合、資金繰り管理表をアナログの方法で付けているケースがあります。さすがに手書きのケースは見かけませんが、エクセルシートで入力している企業はたくさんあるようです。

しかし、入力ミスが発覚しにくかったり、漏れを発見しにくいことがあり、ケアレスミスが全体に与える影響が大きくなる場合もあるため、できればシステムを利用した方が良いでしょう。

システムは、営業管理や業務管理などと一元管理ができるものがオススメです。日常業務とリンクしていれば、ケアレスミスが最小限となり、入力誤差が少なくなります。リアルタイム性という意味でも最新情報をチェックできる利点があるため、システム導入による管理をオススメします。

おわりに

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資金繰りは経営者にとって最大といっても過言ではない程大きなテーマです。資金繰りが下手な経営者の場合、どれだけ売上を上げても会社が成り立たなくなる可能性があります。資金繰りの重要性を意識しつつ、システム導入によって明示化することが大切です。

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