経営コラム

社員のモチベーションを高めるユニークな社内制度5選

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社内制度で向上する従業員の満足度

離職率の低い会社や、従業員の生産性が高い会社の共通点として、社内制度が充実していることが挙げられます。例えばGoogleでは就業時間の20%を自分の興味が向く研究に使用する「20%ルール」や、ネット上で社員同士が褒め合う「αサンクス」など従業員の創造性やモチベーションを上げる仕組みがあります。

とは言え、「Googleは企業規模が大きいこそ社内制度が充実している」というイメージを抱きますが、日本のベンチャー企業でもユニークな制度を導入している事例が数多くあります。それではどういった制度があるのでしょうか?今回はユニークな制度を5つご紹介します。

アイディア一つにつき500円

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こちらは「創業以来、赤字なし。未来工業の創業者、山田昭男の仕事の哲学」で紹介した未来工業株式会社で取り入れられている制度です。日本一のホワイト企業とも呼ばれる同社では、営業ノルマやホウレンソウがないなど、独自で様々な取り組みを行っています。
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そういった取り組みの中でも、興味深いのが「アイディアを500円で買う」という制度です。アイディアを一つ出すごとに会社から500円支給されるそうなのですが、アイデアが採用されれば最大3万円、通年で200件以上提案すると15万円が現金で支給されます。

元々は社員の問題解決能力を養うために導入された制度ですが、お小遣い稼ぎに利用する社員も多いそうです。とは言え、年間の提案数は1万件を超えているらしく、社員の意見を吸い上げるのに一役買っています。

どの会社でも初めから自発性のある社員は少ないと思います。ですが、こういった制度があると上司の目を気にすることなく、自分の意見が出せるようになります。

「育自分休暇」で自分磨き

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(出典:http://cybozu.co.jp/team/

この制度を提供しているのが、cybozu Liveなどのグループウェアのサービスを中心としたソフトウェア開発会社のサイボウズ株式会社です。サイボウズ式というオウンドメディアも有名で、一度目にしたことがある人は多いのではないでしょうか?

こちらの企業では「育自分休暇」という制度が存在します。35歳以下で、転職や留学など、環境を変えて自分を成長させたい男女社員に対して最長6年間は職場復帰を可能とする制度です。

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「将来性のある社員に人生の旅をさせる」というコンセプトで設計されたそうで、実際に社員からは「復職が保障されているので、自分磨きに集中出来る」という声があるそうです。

自分のやりたいことや、秘めた夢。それらを手助けしてくれるので、社員からの人気が高く、従業員満足度の向上に役立つ制度でもある印象を受けます。離職率の高かった同社で、対応策として打ち出した制度の一つなのですが、実際に離職率は28%から4%にまで下がったそうです。

成長を促す「ライバル指名制度」

サイコロ給やスマイル給、漫画風名刺など数えだしたらキリがないほど面白い制度を導入しているのが、面白法人カヤックです。常に会社としての面白さを追求する同社ですが、社員の成長を促す制度として挙げられるのが「ライバル指名制度」です。

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(出典:https://www.kayac.com/company/institution

この制度では、ある社員がライバルを指名し、半年後に全社員で投票することで勝敗を決します。オリジナリティに重きを置くクリエイターは「自分との戦い」で成長する傾向があるようで、そういう人材が「他人との競争を楽しむ」ことが出来たら成長の幅が広がるのではという考えから生まれた制度のようです。楽しみながら成長できるという環境は、ゲーム感覚で取り組めるので、社員の生産性向上に一役買っていそうです。

面白法人カヤックCEO柳澤大輔氏へのインタビュー記事はこちらから。

人材交流を促す「Know me!」制度

この制度を導入しているのが、クラウド名刺管理でおなじみのsansan株式会社です。実は「あたらしい働き方(本田直之氏著:ダイヤモンド社刊)」という書籍でも紹介されている制度なので、ご存知の方も多いかもしれません。

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社内のコミュニケーション活性化を目的としており、他部署で、過去に飲みに行ったことがない人と3人以内で飲みに行ったら1人3千円を支給するという制度です。

毎月2回まで使用することができ、相手の負担を気にせず「Know me!行かない?」と気軽に誘えるのがポイント。違う事業部の人と話をする機会は作りにくい傾向にありますが、「Know me!」のような制度があると横のつながりを作りやすそうです。

朝ヨガで始まる健康な一日

レバテックフリーランスや@Agentなどの自社メディアを中心にSES(システムエンジニアリングサービス)事業やメディカル事業を展開するレバレジーズ株式会社では、就業時間の7:30~8:30の間に講師を招き、朝ヨガを行っています。

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朝日と共に体を動かし、ヨガで自分との対話を行うことで、リフレッシュ効果やストレス軽減が見込めるそうです。実際に導入してから、「朝の仕事がはかどるようになった!」「体が軽い!」といった声が社員から寄せられているようです。一日を気持ちよくスタートさせるのにうってつけな制度ですが、渋谷ヒカリエに入っている企業の人なら誰でも参加できるのもポイントです。

社内制度で湧く会社への愛着

日本のベンチャー企業の多くで、これまで紹介してきたようなユニークな社内制度を取り入れているそうです。従業員満足度の高い企業は離職率が低く、仕事に対するモチベーションが高いのは想像に難くありません。

社員が幸せな会社は、笑顔にあふれ、お客様に楽しそうな様子が自然に伝わるものです。社員の誕生日にサプライズパーティーを行ったり、互いに日々の感謝を伝え合う制度を整えたりなど、簡単に取り組めるものから社内制度の充実を図ってみてはいかがでしょうか?

以上の事例に関連して、昨今必要性を迫られている、「働き方改革」に関して、解説した記事こちらに紹介します。いくつか事例も載せてありますので、是非ご一読お願いします。

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