在庫管理システム

今さら聞けない、在庫管理システムを導入するメリットとは?

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販売網の拡大や企業の成長に合わせて、これまでアナログで管理していた在庫の管理をIT化する検討が必要になります。適切な在庫管理ををすることで、様々なメリットを得ることができるのです。

逆に、在庫管理をおろそかにしていると、黒字での倒産も考えられます。そこで今回は、在庫管理システムを導入するメリットについてご説明します。

在庫管理の目的についておさらい

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在庫管理の重要性はご理解いただいているでしょうが、改めて在庫管理の目的と必要性についてご説明します。

適正なキャッシュフローを作る

在庫は企業にとってコストになります。100個の商品を作っても20個しか売れなければ、80個は在庫になってしまいます。仕入れた商品も同様で、売れずに倉庫で眠っている商品は在庫コストになります。

在庫の量を把握せずに作ってしまったり、仕入れてしまうと、お金だけが出ていくことになり企業のキャッシュフローが悪くなってしまいます。売れる分だけ商品を作り、無駄の無いように商品を仕入れることができれば、キャッシュフローも良くなります。

お客様へ商品を届けるスピードを上げる

注文をしてから作ることをウリにしている商品もあるでしょうが、大抵は在庫があるものに対して注文を受け付けるようになります。ECサイトの利用率が上がっている今の時代は、注文から配達までのスピードが価値に変わります。

お客様へ商品を届けるスピードをアップさせるのも在庫管理をする目的となっています。

在庫管理システムを導入するメリット

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在庫管理は、システム化することで大きなメリットを生み出します。在庫管理システムを導入するメリットについてまとめます。

作業ミスが無くなる

在庫管理システムでは、ハンディターミナルがセットになっています。ハンディターミナルは、バーコードやQRコードを読み取ってシステムに送信できる機器です。

自動販売機の入れ替えやコンビニで商品を棚に並べる時に利用している機器です。ハンディターミナルがあれば、商品のバーコードを読み取ってシステムに登録することができます。

棚卸のシーンでも受発注のシーンでも活躍します。手入力ではなくなるため、作業のミスを大幅に軽減することができます。更に、これまで社員がどうしてもやらなければならなかったことを派遣社員やアルバイトに任せることができます。

つまり、作業のミスを減らしたうえで人件費の削減にも貢献します。

需要予測を立てやすい

在庫管理システムには、在庫のあらゆる情報が蓄積されています。仕入れた時期と販売できた時期をシステムでリアルに確認できるため、経営者にとっては需要分析をしやすくなるのです。

需要を予測して適正な在庫を検討するのは、経営者のセンスも必要です。在庫管理システムからアウトプットされる情報と、世の中のニーズを感じ取りながら、需要予測を立てることができるメリットがあります。

適正在庫の把握ができる

在庫管理システムには、適正在庫を検討する機能があります。適正在庫機能は需要予測とは違い、適正在庫マスターを作っておけば、発注するタイミングを見失うこともありませんし、余剰な在庫が増えることもありません。また、適正在庫の考え方を見直す機会にもなるでしょう。

例えば、これまで発注のタイミングを一定にする「定期発注方式」を活用していたけれども、需要が安定した商品だけ抜き出して「定量発注方式」に切り替えることができます。

高価なものと安価なもの、発注タイミングを一定にしたいものと可変にしたいものなど、シーンに合わせた施策を取ることができるのも在庫管理システムを導入するメリットになります。

作業の見える化と標準化

在庫管理は経営者に見えない業務になりやすい特徴があります。現場での仕入額と売上額の比較は検討ができますが、ルールは独自に運営されているところが多いです。

これは、現場の感覚を頼りにした職人的な要素が含まれているからです。在庫管理においては、需要予測も含めて経験がものを言う業務です。

しかし、作業内容までブラックボックス化されてしまうと、経営者として判断ができないだけでなく、個人への属人化が進んでしまいます。

在庫管理システムを導入すると、ルールを全社で標準化することができます。そして、これまでの業務で課題となっていた部分が見える化されるようになります。在庫管理作業の見える化と標準化の先に、業務改善があります。埋もれていた課題を明らかにし、業務改善に全社で取り組むことができるようになるのです。

リードタイムの短縮

在庫管理では、リードタイムの短縮が利益に直結します。在庫管理システムからは様々なデータを帳票形式で確認することができ、リードタイムの分析に役立ちます。

アナログで運用している時には、納入リードタイムだけを意識していたものが、生産リードタイムや計画リードタイムなど、切り口をかえて分析できるようになるのです。

在庫管理システム導入時の注意点

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在庫管理システムを導入する場合は、スロースタートが良いとされています。現場がハンディターミナルの運用に慣れる時間も必要ですし、全ての在庫をシステムに入れることで現場に混乱が起こる場合があります。

ある程度品番を制限して利用を開始することで、業務が徐々に標準化されていくことになり、現場での抵抗が無くなります。ただし、在庫管理システムのスロースタートには、運用が違う商品が出てくることになるため、在庫の二重管理というデメリットもあります。

在庫管理システムに一度に商品の登録をしたい場合は、充分な準備期間を用意するようにしましょう。準備期間の中でシステムの勉強会を開催して理解を深め、現在の課題を洗い出しておくといいでしょう。

おわりに

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在庫管理システムは、基幹システムの中でもかなり高額に位置するシステムです。ハンディターミナルなどのハードも増えますし、マスタの管理方法から分析帳票に至るまで事前に調整する事項も多数あります。

経営者は、在庫管理システムのメリットをよく理解し、導入後のコストパフォーマンスを事前に分析しておかなければなりません。在庫管理システムの導入で失敗しないために、課題の抽出は早めにしておくようにしましょう。

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